K's Atelier

個人的な学習記録

O'Reillyサブスクリプション

O'Reillyのサブスクリプションサービスの説明を受ける機会があった。

https://www.oreilly.com/online-learning/try-now.html

 

この O'Reillyのプラットフォーム,洋書の一般技術書に関してはほとんど網羅できている感じがする。O'Reillyに加えて,Manning,Packtなどの出版社も入っているので網羅性は高い。

ただ,会社など,組織を介して使用するときには気になることが一つある。「検索キーワードを組織が把握できる」のだ。検索キーワードは「こんな言葉には何がひっかかるかな」という軽い気持ちで入力するものもあるはずだが,そういったものも記録に残っている。「会社で登録してるんだから会社が把握するのは当たりまえでしょ」と言えばそうなのだが,気軽に検索できないことに変わりはない。

個人の年間サブスクリプションを考えると,O'Reillyを毎月平均2冊読む人であれば,元が取れると思われる。自分の関心事に対して神経質な人は,個人で契約した方がいいかもしれない。

 

O'Reillyの品ぞろえでちょっと残念なのは,日本の出版社が入っていないこと。技術評論社翔泳社などがない。「最新技術は英語ですから」という話はあるが,技術的関心事には日本独自のものもある。一例が「要件定義」。要件定義は日本独自の商習慣,業務形態を背景に展開される。業務の前提が国内の法律なので当然だ。

 

今後は今まで以上に「文化の壁」を感じることになると思う。「言語の壁(英語力)」はもうほとんど壁になっていないからだ。