K's Atelier

個人的な学習記録

人を信じてまかせること

自分はつくづく,「人を使う人」には向かないと思う。

本当にたまにだが,リーダーの仕事を肩代わりすることがある。

そういうときに痛感することが「人を信じて任せること」。

他者を信じて任せる

これが難しい。相手に何を任せたのか。どこまではやってもらうか。自分は相手の成果物にどこまで指摘をすればいいのか。

私は技術者として「自分にできないことを他者にやらせない」のは当然だと思っている。自分にできないことは「お願い」することはあっても上から目線で「指示」はできない。これが技術力向上には効果的なのだが,チームワークとしてはどうなのか,とはいつも思う。

あと,相手にどこまで指示や依頼をしてよいものかどうかは本当に悩む。結局,成果物としてかえって来たものを自分で手直ししてしまったりする。お願いしてかえってきた段階でかなり助かっているので私は感謝しているのだが,依頼された側の経験になるところも修正しているだろうから,申し訳ない点もある。成果物に愛着のある人にとっては,修正されるのは不愉快なこともあるだろう。

 

他者とは逆に,絶対に信用してはいけない人もいる。

自分を信用しない

この世の中でもっとも信用ならないのは今の自分。記憶に頼ると問題が起こったときに理由が説明できなくなる。私は自分でレビューした文書には,「◎月◎日確認」と一筆入れる。そうしないと後で自分が確認したかどうかを確実に説明できないからだ。

学生時代からの癖で,常にノートは持ち歩いているので,記録もとる。学生時代にペンとノートを持っていなかったとき,指導教官から「お前,学生じゃないな」とご指摘を受けたことを今でも肝に命じている。

 

人の上に立つ,リーダーになるというのは大変なことだ。