最近,IT技術教育での厳しい現実が一つある。
変化が激しすぎてコンテンツ開発ができない。
例えばJavaScript。ReactとかTypeScriptの講座を開発しようにも,できたころには公式versionが上がっている。AWSも同様。ちょっとした変化であっても,やはり受講者から見れば「古い」し,Webサービスの場合はversionを固定して説明する方法には限界がある。統一したコンセプト自体が希薄なWebサービスの場合,「versionが多少古くても得るものはある」とならないことがある。
こういった新技術の学習は,従来のような「体系的な学習を外部研修で」というやり方には向かないかもしれない。
何とかして,公式ドキュメントに最先端で追いつくしかないのではないか。
そのためには,プロジェクトチームの中でメンバが新技術を学習できるようにしておかないといけないと思う。「僕は決められたお仕事をします」「今のチームの作業では使わない技術ですね」という考えでは,結局チームが技術についていけなくなって,崩壊する。一生同じプロジェクトチームで,一生同一versionの技術セットを使う,ということでもない限り,チーム内での学習体制は必須なのではないか。個人の努力に任せるのは限界がある。