代数幾何学で遊んでいると,ホモロジー群という話題がでてくる。図形を単純な形に分解して計算する,ホモロジーの概念が,加群を分解することに対応している,らしい程度の理解しかできていない。私の場合はそもそも直感的な把握が不足していて,いきなり代数的な話に進めない気がした。トポロジーの世界で見られる奇妙な図形が好きだし,エンジニア脳なので計算の方が把握しやすい。
ということで,ホモロジー群の視覚的な理解を助ける本を見つけた。和久井道久,「ホモロジー群」である。「マイヤーヴィートリス完全系列を用いたホモロジー群の計算」といった題材まで扱っているので,素人が遊びに使う理論は十分すぎるくらい入っている。
この本を探索するのも1年がかりになりそう。自分にとっては大作RPGの攻略みたいなものだ。
視覚的な理解
視覚的な理解,ということで最近気になっているのがこのサイト。
数学的にも美しい上に,見た目も芸術的。代数幾何学もこういう説明ができればいいなぁと思う。