「になります」は敬語ではない!正しい用法を例文で解説 | 記事ブログ
どうも最近の日本語書籍を読んでいて気になることがある。
「AWSのマネージドサービスを活用できる状態になることを目標とした書籍になります。
p.iv,日比野恒,「AWS継続的セキュリティ実践ガイド」
「リスト2.15はNetwork Firewallのルールで遮断(Blocked)したサンプルログになります。」
p.103,日比野恒,「AWS継続的セキュリティ実践ガイド」
なったりならなかったりするものなのか?
「書籍です」「サンプルログです」が自然だと思う。
他の書籍でもよく見かける。
あちこちにある「なります」が気になります。
「提供開始当初はスケジューリングを失敗する確率が高いです。」
p.96,真壁徹,「クラウドアプリケーション10の設計原則」
この「高いです」はそこまで違和感がないが,
ですます調ならば「高くなります」
である調ならば「高い」
になるはずだ。
さらに「AよりBの方が大きいです」「多いです」というのは,口語はともかく文章では違和感がある。稚拙な印象がするのはなぜだろう。
記述内容の技術的価値は高いのだが,文章が微妙だなぁ,と思う書籍が増えてきた気がする。