K's Atelier

個人的な学習記録

会社が勧めてくるもの

勉強する、の難しさ - orangeitems’s diary

 

会社が資格試験を勧めてくるし手当も払うと言っているけど、それが本当に役に立つことなのかというと私は懐疑的である。手当といってもお小遣い程度でありそのために貴重な時間を使うくらいなら、もっと趣味に時間を費やしたほうがよっぽど勉強になるんじゃないかななんて思うこともある。

ですよねー。

会社にとってAWSの資格を取らせるのは「この会社はAWS資格取得者がこれだけいます!」とか,AWSが自社のプレゼンスを高めるために実施しているキャンペーンに乗っているところが大きい。その資格を取得することで,本当に自分の「自由」が増えるのでなければ,考え直した方が良い。例えば転職とか。しかし,転職で有利になるくらいの資格勉強,というのは家族にも迷惑がかかる。趣味や副業を真剣にやった方が良いというのはその通りだと思う。

 

会社が勧めてくるものでもう一つ,おかしいものがある。

従業員持株会。

従業員持株会の制度で一番得をするのは間違いなく経営者だ。売却されにくい,物言わぬ株主ができる。

従業員の場合は,給料の出所と株価の出所が同じなので・・・投資で最も重要なリスク分散ができない。「社員の君たちが頑張れば株価が上がる」というのはウソ。そんなことで株が動いたりしないのは四季報を読めばわかる。四季報を読み解く必要はない。自分が四季報を読むときに,「この会社の従業員は頑張ってるから投資しよう」なんて思うかどうかだ。しかも,持株は自由に売却できない。

私は新人のころ,幸いにして証券会社のシステム開発に関わっていたおかげで,上司から技術も業務もいろいろと教わることができた。会社は従業員を守らない。ブラックな会社だったわけではないが,優秀な上司に恵まれたおかげで大切なことを教わった。