K's Atelier

個人的な学習記録

色相と複素関数

最近の中学校の数学は難しい。訓練していないと大人ではとてもついていけない。

円錐の体積の公式とか完全に忘れているし,なぜその公式になるのかが気になってしまう。

そんな中,立体の面積や体積を求める問題の中に,台形を回転した形があった(気がした)。円柱ならともかく,任意の回転体の体積を求めるのってどうやったっけ,ということで,久しぶりに積分の本を読んで遊んでいたら,複素関数が気になってしまった。

 

そんな中で,複素関数の記事から,色相環の話にたどり着いた。

https://mathrelish.com/mathematics/recommended-books-in-complex-analysis

複素関数を視覚的に表現しよう,という話題で,色相環が出てくる。

複素関数は4時元の世界だから,3次元空間しか認識できない人間には把握能力に限界がある。それを,色付けで解決しようというアイデア。こういうアイデアが好きだ。

偏角色相環に割り当てることで美しい図が生まれる。ただただ,美しい。私は素人なんだから,理屈は二の次で,きれいなものに惹かれて良い。

ただ,表紙と試し読みでは,色が何を表しているのかわからなかった。

そこでちょっと調べてみたらこれまた素敵な文書が見つかった。

http://www.math.s.chiba-u.ac.jp/~sasaki/013_color.pdf

零点,特異点ごとに,偏角の正回転,逆回転とその回転数が色相環として現れる。

これを式に表すことができる。

すごい,すごいよこれ。

学生時代に知りたかった。不真面目だった自分を恥じるしかない。

 

してみると,偏角が時間で変化する関数とか書いたら,虹がぐるぐる動くアニメーションが作れるのだろうか。