K's Atelier

個人的な学習記録

担当調整

保護者会の年初恒例,「担当者決め」でこんなことやってる,というのが分かった。

あらかじめ,担当希望を第1希望から第3希望までとる。
こんな感じの表ができる。

No 生徒名 保護者名 第1希望 第2希望 第3希望
1 山田太郎 山田母 運動会 総会 お祭り
2 田中花子 田中父 読書会 見回り 運動会

ここから,以下の表を埋めるわけだ。

役割 担当者数 担当者1 担当者2 担当者3
運動会 3人
総会 4人
お祭り 2人
読書会 2人

このとき,以下の条件を満たすことが目標になる。

  1. 各役割の担当者数を満たすこと
  2. 1家庭での担当数は最大で1つにすること。兄弟がいても1家庭で1つ。

このとき,こんなことが起こる。

  1. 希望を締切までに提出していない人がいる。
  2. 保護者夫婦が個別に希望を出してきて,しかもその希望が食い違っている。
  3. 別の学年に兄弟がいても,学年ごとに希望を出させている。

Excelシートの整理が不十分で,すでに去年役員なのですでに対象外の人などもとにかく生徒名で網羅している,とかいうのはもうこの際おいておく。

調整戦略としては,以下のようになるはずだ。

まず,以下の表を作る。

役割名 生徒名 希望順位

この後の調整を考える上で,「まずい状況」を洗い出す。

  1. 希望者を集めても,担当者数に満たない役割
  2. 担当aの希望者を決定すると,担当bの希望者が担当者数に満たなくなる役割

担当者数が不足する役割は,個別に担当依頼をし直すしかない。だれに依頼するか。
というと「役割の担当者数<希望者数」となっている役割の方々だ。
ダブついている項目が多い人に,希望替えを相談することになる。
決定順は,担当者数が不足している役割の順で,調整対象はだぶついている役割の順,と。

感想

ということで,調整戦略が明らかになった。
とりまとめ役があらかじめ説明しない理由も良く分かる。説明できないし,論理的にやるつもりもないのだろう。

これはこれで,ちょっとしたアルゴリズムの練習にはなるが・・・現実的な解決策としては,
「そもそも頭を使うような調整は避ける」のがよいのではないか。
強制的にローテーションを決める,という運用をしている学校もあるようだ。

調整を後回しにするのは悪い癖である。