2024年版は発売しないそうだ。今後はシェアウェア版のみ提供とのこと。
Excelなので何回でもやり直せるのが素晴らしい。ちょっといじっていれば,所詮Excelなので動きが分かってくる,というのも良い。小規模な不動産事業ならこれで十分だろう。
前に試したクラウドサービスは,入力ミスは修正仕訳しないといけなくなっていて,やりにくいことこの上なかった。打ち間違いなんて必ず発生すると思うのだが。素人はまず正しい決算書まで出来るように練習してからでないと危なくて使えないだろう。
こちらも2024年版は発売されない。Freelance AAIになったらシェアウェア版を試そうかな。
上記2冊,青色申告以外の基本的な記述がしっかりしていて,極めて良い本だった。今後の法改正に合わせた知識はどうやって仕入れようか。
お金に関連してちょっと思ったこと。
私の周りにAWS大好きで,AWSのコミュニティに足しげく通い,いろいろと日本独自のAWS関連Titleを取得している人がいる。昔は私もそういうのが好きだった。今もそういう人は尊敬する。尊敬はするのだが,こういう人達は技術自体が好きなので,資産形成に関しては少々バランスが欠けている。恋は盲目,といったところか。
例えばAWSにはいろいろな資格があるが,その資格を取って何をしたいのか。All Certified Engineerを取得してどうするのか。All Certifiedの対象となるAWS認定資格は,それ自体では仕事を保証しないので,はっきり言って「趣味」でしかない。
AAIの場合は仕事を保証する,というか仕事がノルマになっている。ということは,AAIを取得するということは「講師の仕事をする」ということだ。AAIの試験に合格するのは目的ではない。それまで講師の仕事をしていなかった人が仮に合格しても,まともに維持することはできないだろう。技術が好きな人の勉強は,往々にして「手段が目的化」する。投資効率は悪い。
GAFAMを作り上げた人たちは,技術を見るときの見方が違っている。その技術を自分が面白いと思うかどうかの判断基準の一つに,「その技術に興味を持つ人達がお金を払うか」を考えていると思う。自分が面白がっているだけでは,いつまで経っても流行を追うだけの人だ。流行を作る人は,技術を見る「人を見ている」。