K's Atelier

個人的な学習記録

コードの音読

プログラミング系新人研修をしていて,受講者と話すときの違和感に「コードの音読」がある。プログラミングコードの記述順は,日本語の語順とはまったく違う。なので,先頭から読み上げても意味のある発音にはならない。

コードを正しく理解するためには,「意味を持った発音」が必要だと感じる。昔から「if-thenは””もし~ならば」とやっていたように,新しい構文も自然な日本語になるように文章を構成した方がいい。

例えば,Javaの拡張for文であれば,

for (Student s : students) = 「Student型の要素sを,studentsから取り出す」

といった具合。

 

一方,型名は日本語化しにくい。数学記号と同じく,読みの難しさを感じる。

UdemyやYoutubeで調べると,英語ではこんな発音をしているようだ。

List<String>  = "List of String"

List<String[]> = "List of String array"

これで日本人に伝わるかというと難しいが,とりあえず「List小なり括弧String大なり括弧」などという意味のない音読をしなくて済む。

記号を記号として読んではいけない。かといって,「Stringを要素に持つListを用意して~」という指示だけで,"List<String>"と入力させるのは,初心者に対してはできないのだ。