K's Atelier

個人的な学習記録

Architecting on AWS(1日目)

1日目は無事終了。

AWSのようなクラウド系の研修で難しいのは,「物理サーバの構築経験が無い人にどう話せば伝わるか」というところ。物理サーバの経験がある人には「ENIってこれ,物理ハードだったらNetwork Interface Cardですねー」と一言で流せるのだが,経験がない人にはかえって混乱させかねない解説だ。

物理ハードの説明ならいいのか,というとそうでもなく,受講者が最近のネットワークハードウェアしか知らない,ということもありうる。

どういう説明をすればいいのかは悩みどころ。

 

もう少し経って,「物理ハードの理解を前提としないくらいCloudが当たり前になる」と,また説明も変わってくると思う。

いつの間にか,プログラミングする時にアセンブラの知識が前提とされなくなったが,それと同じ。LLVMが低レベルプログラミングの基盤になったあたりから,ハードとしてのCPUがいよいよ見えなくなった。もちろん低レベルを面倒見なければいけない立場の人もいるわけだが,そういう人は確実に減っていく。

 

いつかCloudもそういうレベルまでいくだろう。

ただ,その時には「LegacyなCloud」と,「LegacyなCloudの上に構築されたモノ」の間で説明の難しさが出るのだろう。

 

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