K's Atelier

個人的な学習記録

クラウドのサービスに感じる既視感

クラウドはもう伸びない - orangeitems’s diary

あー,クラウド収束の要因としてこの視点(もう移行するものがない)があった。

クラウドのシェアの一つには,オンプレからの「乗せ換え」需要がある。これは間違いなくその通り。なので,「取りあえず安い方に乗り換えました。おしまい」で終わってる企業がほとんどなのではないか。それって,考え方,概念はそのままで,やり方が変わっただけではないか。

 

私はAWS Lambdaを見たとき,往年のRDBMSの「トリガー」を思い出してしまった。「何かが更新されたタイミングで関数が動きます」というコンセプトは同じだからだ。違いは,「DB以外も同じ仕組みでトリガーできます」ということなんだが,それってメインフレームでもメッセージキューを挟んでやっていたような・・・。なので,AWS LambdaはRDBMSのトリガーと同じ経過をたどって収束すると感じる。

 

そもそもクラウドのサービスのほとんどは,顧客が「いまスクラッチ開発でこれ運用してるんだけど,マネージドにできない?」というのを取り込んで出来ている。

 

> 例えば、当社が AWS で構築するものの 90% は、お客様から重要であると教えていただいた事項に基づいて推進されています。

顧客中心のイノベーションの必要性 | AWS Executive Insights

 

顧客が全く新しい新機軸を打ち出さない限り,

「オンプレからクラウド」は,

「アンマネージドからマネージド」というより,

メインフレームの機能がオープンシステムでもできるようになりました」

で止まってしまうのではないか。

 

顧客が生活の仕方を変えれば良いのかもしれないが・・・