Steve Awodeyの"Category Theory"という本がある。PDFで公開されている。
https://www.andrew.cmu.edu/course/80-413-713/notes/
製本された書籍もある。Amazonで検索したら,自分は2010年に購入していた。私が関数型言語に興味を持って,読んではみたが全く訳が分からなかった本だ。当時の自分はScalaに興味があった。当時のScalaにとっては,そこまで圏論的な思考は求められていなかったので,有用性が感じられなかったのだ。通常は,Haskellから圏論に興味を持つのだろう。
最近,代数幾何学を眺めていて,入門であっても少しは圏論の話が出てくる印象を持った。もちろんDerived categoryがどうした,などという話は入門では出てこないので,そんなに体系的に調べるつもりもなかったのだが,先日こんなサイトを見つけた。
Awodey本で自習する際の参考資料としてすばらしい情報源だと思う。
14年前の自分と,今の自分を比較するにはよい材料な気がしている。こういう,「長い時間を空けて,改めて今の自分を確認できる機会」はなかなかない。
これも参考になる。