技術講師をしていると,「自分の声」が気になる。「声よりも,技術的な正確性が重要だろ」という意見もあるかもしれないが,どちらも重要。これはYoutubeやUdemyでの技術解説を聞いていても実感できるはず。いくら正確な情報でも,ひきつったような声で説明されると最後まで聞けない。好きな技術の話になるとテンションが上がる気持ちはものすごーく分かるのだが。
これは英語の解説でも同じだということに気づいた。Udemyでの解説にも,内容は素晴らしいけれど聞き取りにくいものがあったりして,残念。
というわけで,男声で参考になる情報を並べる。
Kale Anders
メインはスペイン語の方のようだが,英語の発音もものすごくクリア。聞いてる人を楽しませる技にたけてらっしゃる。声は若い感じ。
StageMilk
オーストラリアの役者さん。声に深みがある。こういう声の解説を聞きたいのだが,見つからないのなら自分ができるようになるしかない。
自分なりの「話し方」
私は今のところ日本語での解説しかできないが,それでも以下のことは気をつけている。
- 強弱,高低,緩急をつける。
- 発言の最後は力を抜く。
- 発言の間を空ける。
イメージとしては「歌うように,リズムを付けて話す」。この「リズム」の考え方は,英語でも言われるようだ。この話し方でないと,喉が10分と持たない。
これらを行うようになった元は,過去の失敗経験だ。換気の悪い教室でしゃべり続けた結果,肺を痛め損ねたのだ。その時は点滴を受ける事態になった。「マシンガントークを続けると命にかかわる」と痛感した私が考えたのが上の3つ。