K's Atelier

個人的な学習記録

Technics of technical interview

先日,技術知識に対する面接を受けた。基礎知識の確認なので「〇〇という技術のメリットを3つ挙げてください」とか「AとBの違いを答えてください」というタイプの面接である。その際に気づいたことがある。

沈黙を味方につける

総じて言えるのは「面接では,沈黙を味方につける」ということ。短く回答し,相手の反応を待つ。人間は会話時の沈黙に弱い。沈黙の時間を埋めようとする心理的な力が働く。この力を最大限に利用して,相手に「自分が話さなければならない」心理的状況を作り出すこと。会話の主導権を握るのは,話しまくる人ではなく,自分が会話を進める上で有利な情報を引き出せる人だ。

面接官に発言のボールを渡す

1. 質問を簡潔に言い換え,反復する。

「今のご質問は,〇〇を答えてほしいということですね?」と言い換え&反復して,面接官の反応を待つ。面接官は,そういう意味じゃないと思ったら補足してくる。反復することで,「自分の理解が正しいかどうかを相手に確認させる」だけでなく「一つの質問にかける時間が長くなり,回答可能な質問に対する時間を確保できる」という側面もある。

2. 分からない質問には「わからないので確認します」とだけ言う。

わからない質問は「確認します」の一手。それ以上何も言わない。回答できないと判断した質問に時間をかけると,面接官からの印象が悪くなる。発言を止めることで次の質問を促し,「回答可能な質問に対応する」時間を増やす。

3. 分かると判断した場合,「〇〇は,□□です」とだけ答える。

結論だけ言う。結論だけでは面接官が分からない場合,面接官の方から「具体例を挙げてください」としてくる。あるいは「それって,こういうことですか?」と確認してくる。相手の反応を待って,自分の考えた通りかどうかを判断する。面接官には知識も解答例もプライドもあるので,とんちんかんな確認はしてこない。相手の確認発言を利用すれば,自然と適切な方向に話が進んでいく。